ギブミー語彙

文章力向上練習帖 兼 備忘録。

浅田真央サンクスツアー 長野'20-1-25, 26

1月25、26日に長野でおこなわれた浅田真央サンクスツアーにいってきました!
全くもって狙ったわけではないんだけど、2018年の軽井沢、2019年の敦賀に続いて、今回2020年も参戦できたことにより、まさかのプログラム(物理)をコンプできているミラクルです。

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今回の長野は、前回の敦賀にて「これで見納めなんて嫌だ」と未練たっぷりに公式をチェックしたところ、アクセスしやすい長野開催に気付き、更には友人が誘いにのってくれたので、はじめて同行者有りで! しかもどちらかひとつでも当たればいいなと土曜夕方と日曜昼の2公演申し込んだらどちらも当選しての連チャンで! といろいろなうれしいできごとが重なり、アイスショー自体はじめての友人と2公演みてきました。

軽井沢のときは私にとってはじめてのアイスショーはじめての真央ちゃんに大興奮で、目と脳内メモリが足りないなりに勢い120%の感想をのこしたものの、先日の敦賀はなんでこんなにサンクスツアーが自分に刺さるのかを考えてたら個別レポをしそびれてしまいました。
今回はすこし目がなれてきて心の準備もある程度できた状態で連続2公演みることができたので、できる限りの記憶を留めるべく一連の感想を書いてみました。
なお、長野公演ならではのことを書けるレベルでみれてはいないので、その辺りはまたもう一度観られることを願って次回に期待!



01.This little light of mine
02.Smile

開演すると、まずは正面スクリーンにサンクスツアーをはじめるに至った映像。そして映像が明ける頃には、全身を黒い布で覆った人影が登場。謎めいた雰囲気で、期待感を高める始まり。
そして黒い布をとり、きらきら衣装の真央ちゃんが姿をみせるとテンションがあがってすごい楽しい。
最初は真央ちゃんがひとりで滑ってるのが途中で無良くんあらわれて、腰を落として縮みながら並んで歩いているみたいなところが楽しくて好き。
しばらく滑ると、スクリーン下の入口に戻り、マイクを手に簡単なご挨拶。真央ちゃん(と無良くん)がしゃべるのはここだけなのですごい貴重。声もまた癒し。
たぶんご挨拶のあとというか合間だと思うんだけど、真央ちゃんが残りのメンバーの名前をひとりずつ呼び、直前にカメラ前でポーズを決めて順々に登場。既に出てる無良くんと真央ちゃんの名前も最後にコール。
いつも氷上ばかりみてて今日はじめて気づいたんだけど、マイクを戻しに行った際に、スタッフさん? のカメラで二人も撮られてスクリーンに映されたいた… ?
そうしてしばし全員で。1曲目と2曲目の衣装はすごいラメラメな感じで、ライトにあたってすごいきらきらで華やかできれい。
それぞれがいろんな動きで滑ってると、本当にきらきらが辺り一面に乱反射みたいに拡がるみたいですごいきれいだった
衣装は2020からマイナーチェンジしたのか、腰の辺りに黒いベルトみたいなのがあったのと、前は真央ちゃんがゴールドでそれ以外はシルバーと差が歴然としてたのが、真央ちゃんの衣装のお色少し変わった???
たぶん他の演者と別色なのは確実だけど、きらきらしてるとシルバーとあまり差がなくみえるお色だった。

2曲目も続けて全員で… とみせかけて、ひっそり遥ちゃんが衣装チェンジのため離脱し、それ以外の全員で。
スクリーン側に横一列に並ぶところからはじまるんだけど、他の曲でも何度かある横一列で並んで進んでくるのはやっぱりショートサイドでみるのが楽しいなと思ったのが1日目(ショートサイド)と2日目(ロングサイド)を比べての感想。
あとは真央ちゃんがしゃがんで頬杖ついてすーっとショートサイド中央に滑ってくるのも正面からがめちゃくちゃ可愛かった!
他はちょっと1曲目と2曲目と記憶が混乱してて哀しいぽんこつ


03.So Deep Is The Night
04.ノクターン

舞ちゃん(真央ちゃんのお姉ちゃん)が抜けた2019年から新たに加わった今井遥ちゃんのソロ曲。この曲に限らず、とにかく動きが美しくてきれい。
身体の線がほっそりしてるというのもあると思うんだけど、すごいしなやかで凛としててきれいで好き。指先まですーっとのびてる感じとか、しなやかでしとやかで本当にきれいなラインで身体を操っていて本当に美しい。
ノクターンは基本的には前半星くん、後半エルニくんで交代有りの男性ソロなんだけど、出だしの滑り出しはSo Deepからの流れで遥ちゃんとふたりペアではじまっていて、そこの流れが心底美しくてすごく好き。


05.踊るリッツの夜
06.素敵なあなた

踊るリッツの夜は一言でまとめると楽しい。とにかく楽しい。
軽井沢でみたときは、確か真央ちゃんソロ曲だったのが、昨年から誠也くんとのペアになってよりパワーアップ。
ステッキとハットを持った真央ちゃんが、助手のような誠也くんとコミカルでかわいいやりとりやまほどしててて本当にみていて楽しい。中でもステッキの上と下を持ってぐるぐるまわる(回されてる?)のがどんだけまわるのって感じがすごいのと楽しくてでとても好き。

続く「素敵なあなた」は男性4人と真央ちゃん。しかし曲のテイストが変わることもあり、踊るリッツの夜が終わると、円柱形の黒いお着替えカーテンが運び出され、ドラムロールが鳴り響くなか早着替え。
コミカルなリッツからの流れで、手品ショーみたいな雰囲気が醸し出されているなか、まず最初にハットが放り出されて、どなたか男性キャッチしてたりと細かいところも楽しくて好き。
そしてじゃーんとピンクのお衣装の真央ちゃん登場。この曲の衣装も今年から新しくなっていて、以前に比べて裾がひらひらしてたり、胸元にフリンジっぽいのがついていたりと色気が増してる感じ by友人
軽井沢で最初にみたときは小悪魔真央ちゃんって感想残してたけど、確かに小悪魔のかわいさより色気があがってる感がある。しかし小悪魔に代わるいい単語が出てこないなんてことはさておき、この曲は4人の男性が真央ちゃんに迫り、最後にひとりが選ばれる流れで、筋書きが非常にわかりやすくてこれまたみてて楽しい。
順々に真央ちゃんにせまり、真央ちゃんもそれに軽くのったり流したりかわしたりと、色気を感じさせつつも悪女というよりやっぱりかわいいおねえさん。そして真央ちゃんと誰かの駆け引きに注目していると、離れたところで別の男性が客席煽ったりしてるのもたのしいのに目が足りない。
あと確かこの曲だったと思うけど、真央ちゃんがエルニくんを少しリフト? していた持ち上げてたのもまたすごかった!


07.月の光
08.Somewhere Over The Rainbow

ここでまた回想やキャストインタビューといった映像をはさみ、遥ちゃんのコメントで終わると、私の中の別名「小道具メドレー」で、遥ちゃんを中心にして、真央ちゃん以外の女性5人で2曲。
月の光は白い玉を手に持ち、オーバーザレインボーは空模様の傘に虹のリボン。
玉は投げたりするわけじゃないけど、片手に持って逆の腕をまわしながら滑ったり、うまく言い表せれられないけどしなやかに動く姿というか、手にものを持っているのに指先までぴんと伸びているような体の動きの線の美しさが、青のロングスカートともぴったりあっていてすごくきれいで好きだった。
オーバーザレインボーも雨傘を楚々とさしたり、振り回したりする姿も華麗できれい。開いた傘をふりまわすのって空気抵抗とか絶対いろいろあるだろうに、すごく自然。
そして傘をさすことで現在雨が降っていることを暗に示し、マラルちゃん(たぶん)をひとり残してステージをはけ、次に虹色の長いリボンを両手に1本ずつそれぞれ持ってあらわれ、ステージ上を5人でひらひらたなびかせながら縦横無尽に滑る様の美しいこと!
順番前後するけど、もちろん小道具切り替えのときのソロパートもすてきだった。
この連続2曲は小道具があって、注意をはらうというか神経をとぎすませなくてはならない対象も多いことも相俟ってか繊細な動きで美しく、曲にあった小道具で世界観を美しく表現されていて、穏やかでいて壮大でほんとうにきれいでとても好き。


09.チェロスイート
真央ちゃんソロ曲。リッツもペアになってるし、他のキャストと滑ることがほとんどだから、よくよく考えると唯一の貴重な真央ちゃんソロ曲。
はねるようなテンポのいい音楽でかわいいのと、両手を広げてスピンをくるくる回りながらすべる(と言葉で書いてもわかりにくいけど、他の表現を見つけられない)ところがすごかったのが印象的。


10.ボル・ウナ・カベサ
渚ちゃんと男性4人によるタンゴ。
軽井沢で舞ちゃんのをみたときには「男性をはべらかす女王様」って印象だったんだけど、渚ちゃんは「女主人と側仕えの男たち」といった風情で違った印象で素敵だった。
この曲もスクリーン下で1列に並んで進んでくるところがあったんだけど、やはりショートサイドでみたときのほうが迫力がすごくてよかった。でも全体の動きとかはロングサイドのほうがわかりやすいし、本当にそれぞれの方向から楽しめた今回は最高だったな。
この曲は全体的にかっこよくて好きなんだけど、男性3人で渚ちゃんを頭上にリフトしてるところが、本当にすごくてかっこよくてすごかった。

続いていつの間にか客席通路に用意された椅子に座った遥ちゃんにライトが当たり、ショートソロ。
今回記載の曲名はプログラムの衣装紹介ページから引っ張ってきてるんですが、そこにこの曲は触れられてなくて詳細不明。テイスト的にタンゴのおまけなのかな。
黒い衣装に身を包み、組んでいた足をゆったりと戻して立ち上がり、すーっと氷上に滑り出してしばしのショートソロ。渚ちゃんの女主人と似通った表現になるんだけど、気高さと艶やかさを併せ持つマダムのような印象。
他の曲でみせる透んだイメージとは異なる魅力の遥ちゃんで、短いんだけどこれもまた素敵。
次の曲への衣装チェンジのためのつなぎで組み込まれているんだろうけど、つなぎだからといって手抜き感はないショー構成が本当にすごい。


11.仮面舞踏会
真央ちゃんと遥ちゃんを除く男女8名による群舞。
赤桃緑青の衣装(女性はドレス、男性は白の燕尾服にベストや裏地にそれぞれの差し色)で、4組の男女。しかしペアが4組というわけではなく、舞踏会で踊る相手が変わるように、隣で滑る相手も入れ替わる。
昨年で衣装もチェンジしてるんだけど、すごい豪華ではなやかでかっこよくて、群舞としてももちろんめちゃくちゃかっこよいし美しい。
仮面舞踏会だけど、さすがに仮面の衣装ではないので、貴族の華やかな宴をのぞきみてる感が強くて本当に好き。
すごく自分のつぼをおさえられてて好みなのにうまく言葉が出てこなくて歯がゆいのでもう一度。とにかくかっこよくて好き。


12.蝶々夫人
真央ちゃんとエルニくんのペア。曲はアメリカ海軍士官との恋と別離を描いたオペラより。
まず衣装が、昨年までは白地に蝶の刺繍があしらわれた振り袖に赤い帯だったのが今年から変更され、裾に向かって白から赤へのグラデーションで美しくも静かに苛烈に燃える情熱の色がすこし違った印象を与えてくれる。
悲恋なので、哀しく切ない真央ちゃんの表情とその想いが込められた滑りが哀しくも美しかった。


13.鐘
ここでまた一度映像。どこでどの内容がとまでは覚えてないのだけど、今度は無良くんのコメントでしめられる。
ちなみに映像が終わりかけるころには無良くんが静かに暗いステージにあらわれ、調整している様子に気合いを感じて身がひきしまる。
そんなわけで無良くんによる、真央ちゃんがバンクーバー五輪で披露した「鐘」
軽井沢で最初にみたときに、なんだこのかっこよさはと衝撃を受け、無良くんのかっこよさに否が応でも気付かされ、前回の敦賀と今回の長野では、男性全員出てくる曲だと思わず無良くんを探してしまうようになったほど。
このあとのラフマニノフにも言えることだけど、やはり五輪で滑った曲は繰り返しメディアで目にする機会も多く、他の曲に比べてお茶の間ファンの記憶にもしっかりと残っている。だからもともとの真央ちゃんのかっこよさも覚えてる。それが、男性のより一層の力強さが加わることで、もともとこのプログラムが持つかっこよさが更にひきたてられて、とにかくかっこよかった。


14.ジュピター
再び真央ちゃん以外の女性5人で。
この曲も今年から衣装チェンジ。白を基調に少し水色のグラデーションが入っているものから、淡い緑に水色が入ったものになり、なんだか格があがった印象。
しっとりとした曲を静かに美しく。とても神秘的できれい。
女性5人になるとやはり遥ちゃんが核になるんだけど、少しとまってこちらに顔を向けているとき、なんだか「だめよ」とか「いけません」とかやさしく言ってほしくなるような、少し謎めいて静謐でそれでいて芯のある美しさだなと感じる。これをどう表現したらいいのかと思っていたら、プログラムの衣装解説に「女神の雰囲気も増しました」とあり、なるほど「女神様」だなとすごい納得した。
だからこれはそんな女神様たちの美しい天上の滑りのプログラムでひたすらにきれい。


15.リチュアルダンス 黒
16.リチュアルダンス 赤

男性4人+真央ちゃんによる「黒」からの女性5人+真央ちゃんによる「赤」
黒がとにかくかっこよくてかっこよくて好き。縦1列に並んでバッ!バッ!バッ!バッ!て手を動かすとことか、動きの音ハメもめちゃくちゃきもちよくてかっこいい。
そして「黒」が終わると、「赤」の女性たちが登場し、「黒の陣営 VS 赤の陣営」といった感じで、相手の様子をうかがいながら入り乱れてすべるまがまがしさというか、得体のしれなさがすごく好みですごい好き。
さらに、ステージが暗くなって「黒」の男たちが去り、明るくなる頃には真央ちゃんも「赤」の衣装に早替わりしていて本当に本当にすごくて驚天動地。
一応、今回は暗いところでうごめく真央ちゃんに注目してがんばってみていたんですけど、黒い衣装を脱ぎ、それを去っていく男性キャストに渡し、女性キャストがストール? を持ってきて肩にかけるといった流れで早着替えしてるのかな。
とにかく初見のときはみたものが信じられなくて、え? え? え? ととてつもなくびっくりし、2回目からはこれがくるぞーとわくわくしてみることができて、本当に楽しい。
赤も本当に素敵だった。おそらく男女のバランスの都合で、全員での曲以外で真央ちゃんが女性と滑るのはこの曲のみ。
どうしても目が真央ちゃんを追いかけてしまうんだけど、女性がそろうと美しく、それでいて赤の色をまとって燃える炎のゆらめきのように強さも感じる。
真央ちゃん以外の女性5人ですべる曲がいずれも青を基調に、たおやかさを感じるものだから、その対比で尚更かもしれない。


17.ラフマニノフ
いよいよショーもクライマックスに近づき、当時の真央ちゃんの衣装の男性verを身にまとい、男性4人が順々にあらわれて少しずつ滑っては入れ替わり、真央ちゃんへと繋いでいくソチ五輪ラフマニノフ
4人目の無良くんが滑り、最後の真央ちゃんが登場してバトンが繋がれたところで、無良くんと真央ちゃんとでがしっとにぎられる手も熱いし、その後に真央ちゃんが連続ジャンプにさらなる連続ジャンプを重ねていくところは本当に大興奮で会場のボルテージ最高潮で本当に最高でみていて泣けてくる。
お茶の間ファンで、熱烈に追っていたわけではないから当時のことを多くはわかっていないとは思うんだけど、それでもやっぱりあのFSのすごさは時を超えて語り継がれるものでとか、いろんなことがよぎりながら、時を超越した再びの感動をありがとうと惜しみない拍手を送ることしかできなくて、全然言いたいことまとまってないけど、本当に本当にすごいよかった。


18.Wind Beneath My Wings
大興奮の中、最後の映像。そして映像が終わるとあっという間に夢のような時間が過ぎ去り、最後の一曲へと。
まずは真央ちゃんが一人で滑り、それから残りのキャストが順々に登場。
昨年まではピンクだった真央ちゃんの衣装が白にかわったことで、氷上を滑る真央ちゃんの天使度合いが増し増しになり、本当にかわいくもうつくしくきれいで眼福でしあわせだった。
「愛は翼に乗って」という邦題のこの曲は「あなたは私のヒーロー」と、支えてくれた人への感謝をつづる歌詞で、だからこそサンクスツアーの最後にこの曲を選んだという話を、今回の長野公演前にみたテレビで知り、それを踏まえてみるとよりいっそう胸にくるものがある。
それでもやっぱり、ヒーローは真央ちゃん自身だと思う。今回のツアーは真央ちゃんの素晴らしさを再度というか、なんどでも思い出させてくれる本当に本当に素敵なショーでした。
軽井沢のときにも書いたけど、サンクスツアーと銘打たれていても、素晴らしいものを魅せてくれてこちらがありがとうでした。本当にありがとう。





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