ギブミー語彙

文章力向上練習帖 兼 備忘録。

2.5舞台のこと

2.5作品感想の前段に書こうとしたら分量が大きくなったので独立。
FGOのことも話しているけど、大半が刀剣乱舞の話


2.5舞台の存在をうすぼんやりと認識したのは、たぶん刀剣乱舞がきっかけ。
刀剣乱舞のゲーム自体は2016年3月1日にスマートフォン向けアプリがリリースされたタイミングで開始したので、年数だけなら就任5周年超(ただし実態は、留守がちで進行度やレベルは5年以上やっているわりには残念)。だから正確な時期はわからないけど、刀剣男士が生身を得たとか歌うとかそんな話は以前から耳にしていたと思う。でも2.5舞台への苦手意識(もとい食わず嫌い)から追っていなかったというのが2018年までの私。


はじめての2.5舞台視聴は、2019年のはじめ。
職場の審神者兼マスターから、FGOバビロニア舞台のライビュに行くのか尋ねられたのがきっかけ。舞台をやっている情報はゲーム画面内の案内で目にしていたけど、詳細までは見ていなかったから、その会話ではじめて地元でライビュが観れることに気付いた。その後、改めて情報を確認して、公式サイトのヴィジュアルも抵抗感なく受け入れられたので、スケジュール的にも問題なかったから試しに観てみようと行って、すごいつぼにハマった。
ライビュでみたのは女性マスター千秋楽で、翌日の男性マスター大千秋楽は観なかったんだけど、ライビュの記憶を反芻するうちにやっぱりまた観たいとディレイを購入し、数日間繰り返し視聴ならびに後日円盤購入。
なお、前作のキャメロットはライビュの帰宅段階でぽちっと購入。そして次作で機会があったら現地チャレンジしてみたいなあという気持ちにまであがっていた(んだけど、肝心の次作であるところの終局特異点ソロモンはコロナ禍で断念したのが心残り)


そんなこんなで2.5舞台の苦手意識は払拭されて、とはいえそこからどんどん2.5に手を出すぞとなったかといえば、やはりそうはならず......。次のターニングポイントは、2020年GWにDMMによるミュージカル『刀剣乱舞』シリーズ 全10作品一挙「無料」配信とその月末の月末の舞台「刀剣乱舞」一挙無料配信。
Twitterでいろんなアカウントが一挙無料配信の宣伝してるのに興味を持ち、あと連日TLで盛り上がって観るのが楽しくて、気付けば刀剣乱舞の2.5作品のどちらも好きになっていましたとさ。


ただ、コロ... 禍まっさかりで、好きになったからといって、地方から都会への遠征を思いきることはできず、配信や円盤で楽しむ日々。
そんな2021年某日、にっかり青江が全国を巡るとの報。
まあ、全国といっても、どうせ地元なんて外されるでしょう... と思いながらページにアクセスすると、え? 本当に地元にきてくれるの??? と驚きおののき、最速の先行でチケット取りをして、無事に行ける運びとなりました。
本当にガチの全国巡業感謝しています。どうもありがとうございました。
この生観劇の感想は、別でまとめたいと思っているので待て次号。


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2.5舞台を観るようになった経緯としてまとめたものの、現時点ではFGO刀剣乱舞だけなので、2.5舞台全般が好きかといえば、まだよくわからないのが本音。

もともとメディアミックスを諸手をあげて歓迎するタイプではないので、たぶん条件としては他の媒体とのメディアミックスと同じ。好きになれるかどうかは、脚本演出との解釈が大きくずれてない、もとい作り手と趣味が合うことに尽きると思う。

正確には解釈が違っててもいい。こういう解釈もあるのか! と思えれば、それは楽しい。ただ「この登場人物は絶対にこんなことしない」とか「ここであの行動をしないなんて」みたいな圧倒的に趣味が合わない場合は、たぶんちょっとしんどい。
2.5も広義では二次創作のひとつだと思っているので、2.5が合うか合わないかは、財力のある超大手と解釈が合ってたラッキー!あるいは、超大手と解釈不一致ショック! という感じで、最初にみた2.5作品が合わなかったとしても、2.5全般を忌避せず、別の作品であれば好きになれるかもと思っておいたほうが、楽しいものに出遭えるチャンスは広がるかもしれない。
(実際にはFGO舞台の脚本の中には、合わない部分もあったんだけど、魅力がそれを上回れば無問題)


魅力というところでは、2.5舞台においてはストーリーだけではなく、登場人物の魅力が核になっていると思ってる。もともと2.5舞台化される作品は人気作品が多く、人気作品ということは登場人物の魅力が約束されているといってもきっと過言ではない。そんな魅力あふれるキャラクターを、この現世に生きるものとしてみせてくれるのが2.5舞台だと感じてる。

だからキャストの方々が、それぞれ演じる登場人物もといキャラクターをとても大事にしてくれて、細かい所作にあらわれる部分、そのキャラクターとして話すときのコメントとかに、まぎれもなくあの登場人物だ!と思わしてくれるものが溢れていると、好きの気持ちがあふれてくる。刀剣乱舞の2.5作品は個人的にそれが顕著。
刀剣乱舞の場合は、ミュージカルも舞台も一作品では終わらず、連作(シリーズ)となっている。だからこそ役者さんと各キャラクターとの付き合いは長くなり、解釈・表現に深みが出てくるし、新しく加わったメンバーもそこに追いつこうとする良い相乗効果があって、だからすごく素晴らしいなあって思う。
(当然のことながらそれを形にしているのは役者さんの技量あってのことなので、素晴らしい方々に命を吹き込んでもらえていることにも非常に感謝してる)


だから2.5全般のことはわからないけど、少なくとも刀剣乱舞の2.5作品はミュージカルと舞台の両方が好き。いずれかしか観ない人もそれなりにいるみたいけど、私にとってはそれぞれ別のベクトルでどちらも好き。
個別の作品とか、ミュとステそれぞれの魅力についても言語化したいなと思っているけど、それはまたいつぞや。